読書紹介

読んだ本の紹介

性格に合ったスキルで対策「コミュ障でも5分で増やせる超人脈術」

今回ご紹介する本は コミュ障でも5分で増やせる超人脈術 です。

本書で言うところのコミュ障とは、内向的な性格であるが故に 会話を実践する経験が少ない人のことを指しています。

内向的なことは決してマイナスであるということはなく、 研究結果からも内向的・外向的それぞれに長所と短所があるということが分かっており、 内向的であることを改める必要はないということが示されてします。

つまり、人脈を広げる上で大事なことは、 内向的・外向的という性格を変えることではなく、性格に合わせた対策が必要であり、 特に内向的な人は経験が少ない分を補うスキルが必要ということです。

世の中にある多くの書籍は外向的な人が実践すべきスキルについて語られているのに対し、 本書では内向的な人に焦点を当てて、いかに人脈を広げるかについてが語られています。

本書は6章構成になっており、大まかな内容は以下です。

* 人脈「ネットワーキング」についての基礎

内向的、外向的はそれぞれ長所短所があり優劣があるわけではない。
重要なのは性格に合ったネットワーキング構築の技術を身につけること。

* 性格によらず共通して重要な「ネットワーキング」の土台

いずれにしても交流する母数を増やす意識は必要。

* 内向的な人こそ大切にすべき「スーパーコネクター」

スーパーコネクターの見つけて仲良くなるための方法と、
ネットワークのバランスとベースを広げる意識の大切さ。

* 親密度の維持と高め方

予め話す内容を準備しておきコミュニケーションを行うと、
親密度が高めやすく友達を作りやすい。
一度できた友達はSNSでも良いので時折連絡すること。

* 人間関係の上限と距離を取るべき相手

自分がストレスを感じない人数で人間関係を維持する。
溢れる場合や、そもそも距離を取るべき相手は3パターンあり早めの見極めが肝心。

* カリスマ性とは

カリスマ性の定義とそれ表す6つの能力があり、
いずれも鍛えることが可能である。

既存のネットワークの中ですぐに実践可能な内容もあり参考になる情報がある一方で、 ネットワークを広げるための土台を作るのは、内向的な者としてはなかなか勇気がいるものであるとも感じました。

ですが、大切なことは実践できるものから試していき、 徐々に自信をつけることで次の一歩を踏み出す勇気に繋がるのだと思います。

内向的でコミュニケーションに不安があるかたはもちろん、 交友関係の停滞を危惧している方の打開策として読んで見てはいかがでしょうか。