頼むことは相手のためにもなる「人に頼む技術 コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学」
今回ご紹介する本は 人に頼む技術 コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学 です。
人に何かを頼いたいと思ってもためらってしまうことはないでしょうか。
- 頼みごとをされて面倒だなと思われないだろうか。
- 嫌われたりしないだろうか。
- 断られたらどうしよう。
そんな事を感じた経験があるかと思います。
人は誰かに下に見られたり、拒絶されたり、 自分でコントロールできないものに対したとき不安を感じるものです。
頼みごとをためらってしまうというのはそうした不安から生じているものと考えられています。
ところでみなさんは逆に頼みごとをされた時はどうでしょうか。
- そのくらいなら助けてあげようかな。
- 断ったら嫌われたりしないだろうか。
- 前に一度断っているから二度も断ると悪いかな。
そうです、頼みごとをする時つい忘れがちですが、頼まれる側にもこうした想いが働いているのです。
また、そもそも人というのは集団生活により生き延びてきた生き物であり、 誰かに頼みごとされることで集団から必要とされている、役に立つ存在なんだと感じることで自己肯定感を高められるため、 頼みごとをされたい、誰かを助けてあげたいと考えています。
こうしてみると人に何かを頼むという行為は、 自分の利益だけではなく相手にも利益があるものだと考えられないでしょうか。
ただし、頼みごとをされて嫌な想いをしたこともありますよね。
つまりは当然ながら何でもかんでも人に何かを頼んでも良いという訳ではなく、 頼むときに言うべき事と、言ってはいけない事、 また、相手の状況を考慮してあげることが大切になります。
本書では頼む側の心理と頼まれる側の心理の両面から、 なぜ人は頼む事をためらうのか、 なぜ人は他人を助けたいと思うのか、 人に頼む時は具体的にどうすれば良いのか、 と言った内容が科学的根拠と共に述べられています。
仕事でもプライベートでも活かせる内容ですので、 詳細が気になる方は是非読んでみてはいかがでしょうか。