ストレスだけじゃない。日々のパフォーマンスを向上させる「マインドフルネスストレス低減法 」(後編)
本日ご紹介する本は マインドフルネスストレス低減法 です。
先日の こちら の投稿の続きになりまして、 後半部分にあたる第二部、第三部について紹介したいと思います。
内容は大きく分けて二つです。
- 様々なストレスへの対処法
- 瞑想と健康の関連性について
様々なストレスへの対処法
ストレスとなる要因は様々ですが、こちらでは
- 「痛み」から感じるストレス
- 「時間」が足りない、または持て余してしまうストレス
- 「対人」関係でのコミュニケーションによるストレス
- 「仕事」における「時間」や「対人」を含めたストレス
の4つに分け、ストレスへの対処法について実例と共に紹介されています。
その対処法には瞑想以外にも以前ご紹介した アサーション に関連する内容など、 別の角度からの対処方法も含まれています。
なお本書では "瞑想"は何かを得よう成そうと意識してしまうと瞑想の妨げになってしまうため、 ありのままの自分を受け入れることこそが大事であり、 結果的に物事が解決するということが繰り返し触れられておりますので、 実践する際には「これで自分のストレスは解消されるんだ!」という期待を抱きながら瞑想することのないよう注意が必要です。
瞑想と健康の関連性と現状
主な内容は医学の限界や、治療における心と体の関連性ついての研究もまだまだこれからであるなど、 医学の現状が語られており、 それ故に瞑想に様々な効果や期待が持てるのではないかという内容になります。
実践方法については前半がすべてとなっており、 後半はその結果得られる効果の事例や瞑想への期待値についてになりますので、 まずマインドフルネスを試したいという方は前半を読み、 心身の関連性について詳しく知りたいという方は後半を読み進めてみるのがオススメです。
心身の不調やストレスを抱えている方はもちろん、 自身を見つめ直すきっかけとして是非マインドフルネス実践してみてはいかがでしょうか。
資産運用の基礎。節税対策もあるよ「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 」
今回ご紹介する本は 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! です。
みなさんは「資産運用」されていますでしょうか。 私はしています!
一口に「資産運用」といっても世の中には様々な投資先が存在し、 学校や会社で教わる機会も少ないため、 聞いたことあるけどよくわからず手のつけ難い印象をお持ちではないでしょうか。
- 株とか毎日価格をチェックする必要があって大変そう
- 失敗するとものすごい損をするんじゃないか
- そもそも始め方がわからない
そんなイメージを持たれている方に読んでいただきたい一冊と感じました。
本書では先生と生徒の対話形式で話が展開されており、 各章毎にわかりやすくまとめが記載されているため、大変読みやすいです。
また、実際に何を運用するのが手堅いのか、 具体的な基準や商品例まで挙げられているため、 まずはこの基本に沿ってみて「資産運用」に触れるのに丁度良い内容となっています。
加えて「NISA」や「確定拠出年金(iDeCo)」など、 節税に対しても触れられているため、 聞いたことあるけど何か知らないなという方はこれを機会に 是非知識として入れておいて損はありません。
「資産運用」を意識したことがない、 あるいは初めての方に特におすすめできる内容だと思いますのでいかがでしょうか。
ストレスだけじゃない。日々のパフォーマンスを向上させる「マインドフルネスストレス低減法 」(前編)
本日ご紹介する本は マインドフルネスストレス低減法 です。
本書は3部構成になっておりまして、 今回は前半部分にあたる第一部について紹介したいと思います。
第一部で語られている内容は大きく分けて2つです。
- マインドフルネスとは何か
- 具体的なプログラムの指導
マインドフルネスとは何か
マインドフルネスとは普段無意識に行なっているあらゆる所作や、 体に感じる痛みや違和感、心の変化などに対して、 今感じていることに対して意識を集中することで、 これまで気づかなかったあるいは忘れていた自分自身の感覚を認識し、 それらを解放してあげることです。
あらゆる所作とは例えば「呼吸」もそうですし、 「食事」「歩行」など普段特別注意を払わずにやっているすべてを指します。
マインドフルネスにより今現在の自分自身を知り向き合い意識をすることで、 体の不調や不安を取り除き安定した日常生活を送ることが可能となるというものです。
具体的なプログラムの指導
各章でマインドフルネスを行うための様々な手法が紹介されています。
- 呼吸法
- 静座瞑想法
- ボディー・スキャン
- ヨーガ瞑想法
- 歩行瞑想法
「呼吸法」があらゆる手法の基礎となり、 本書ではこれらの手法を用いた8週間プログラムにより、 誰でもマインドフルネスを体感できるようになっているようです。
マインドフルネスの根本であり、プログラムを実践するあたっても最も重要なことは 「成果や効果を出そうと努力したり、また期待したりはせず、ただひたすらに行うことが大切」です。
本書のタイトルには「ストレス低減法」とありますが、 それは精神的なストレスにのみならず、肉体的なストレスや、 はたまた意識できていたなかった体に対する理解が深まり、 日々のパフォーマンスを上げることにも繋がります。
私も今日から瞑想を始めましたので、 8週間後にまた改めて振りかえられればと思っております。
みなさんも是非一緒に始めてみませんか。
なお後半にあたる第二部、第三部では、 瞑想による様々なストレスへの対処法や、健康との関連性についてが語られているようですので、 こちらは読了次第ご紹介させていただきます。
読書の質は準備で決まる「知識を操る超読書術」
今回ご紹介する本は 知識を操る超読書術 です。
みなさんは読書をする上でこんな悩みはないでしょうか。
- 『本の内容をなかなか理解できない』
- 『実生活に活かせない』
- 『そもそも最後まで読みきれない』
- 『読むのが遅くてたくさんの本が読めない』
なんとこれらのほとんどは「読む前の準備」で解決するというのがこの本のテーマです。 驚きですね。
本書では以下のような内容が語られており、一貫して重要なことは 「この本をなぜ読むのか、読んだ結果どうなりたいのか」 を意識し言語化することにあると理解しました。
- 読書における3つの誤解
- 読書のための3つの準備
- 読書の理解力を高める5つの読み方
- 読書を活かす3つアウトプット
また、インプットの質を高めるにはアウトプットが効果的であり、 具体例と共にその流れが解説されているため、 双方の質が高まる一石二鳥の、次読む本からすぐにでも実践したくなる内容でした。
本書を読む前と後では本への接し方が大きく変わること間違いなしですので、 特に読書に苦手意識のある方は是非読んでみてはいかがでしょうか。
他人を幸せにしたいならまず自分から「セルフ・コンパッション:最良の自分であり続ける方法」
今回ご紹介する本はこちら。
セルフ・コンパッション:最良の自分であり続ける方法 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文
両親、パートナー、子ども、部下や後輩、生徒など、 他人を幸せにしたいという想いから誰かをサポートして上げたいと考える方は多いかと思いますが、 そのために自己を犠牲にするのはあまり良い考え方ではありません。
他人を幸せにしたいのであればまずは自分を大切にしましょう。
というわけでそんな時に役立つのが「セルフ・コンパッション」を高めるための瞑想です。
- 『失敗でひどく落ち込む』
- 『他者の失敗に覚える怒り』
- 『理不尽な叱責による不満』
- 『自身は大したことないと卑下する』
人は様々な場面で感情の起伏が生まれ、自分を責めてしまいがちです。
そんな自分に対して、 成功したことは成果として喜び、失敗したことはそこから得られたものがあったのだとして、 肯定的な側面と否定的な側面の両方を理解する。
また、それらは他人にも共通していることだと認識することが「セルフ・コンパッション」であり、 本書ではその高めるための瞑想の方法が紹介されています。
1日程度あれば読み切ることが可能で、すぐにでも実践できる内容となっておりますので、 少しでも気になった方は是非読んでみることをおすすめします。
自分の意見を正しく相手に伝えたい方のための「アサーション入門」
今回ご紹介する本はこちら。
アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法
みなさんはこれまでの人生の中でこんな経験はないでしょうか。
- 『自信がなく自分の意見をなかなか言い出せない』
- 『事情があるにも関わらず上司/友人からの依頼を断れない』
- 『子どもが言うことを効かずつい怒鳴ってしまう』
- 『間違いや失敗を恐れ黙ってしまう』
友人関係や学校職場での上下関係、夫婦関係、親子関係など、 日常の中に存在する様々な人間関係において、 多くの方が経験される場面かと思います。
このような場面において、この本では「アサーション」という自己表現法を用い、 どのように考え、どのように伝えれば相手に理解してもらえるのかを示し、解決の手助けしてくれます。
私もこれらの経験を持つ人間の一人ではありますが、 この本を読んで「なるほど、こう考えれば良いのか。こういう形で相手に自分の考えを伝えれば良いか。」と 納得する所が多々ありました。
数日程度で読めるボリュームでありながらも、具体例などを交えて説明をしているためわかりやすく、 「アサーション」を知るためのきっかけとしてまず手に取ってみると良い本ではないかなと感じました。
是非!
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